コミュニケーションはとにかくちゃんと手間をかけて

公開日: : 最終更新日:2014/06/23 SNSに関すること, お客様の利便性 ,

以前、あるテレビ番組が終わってしまったことに関して、「好きだったのに残念だな」とTwitterの個人アカウントでツイートしたところ、その番組の公式アカウントから、テレビでの放送は終了しましたがネット番組として継続しますよと返信がきたんです。

返信があるまで公式アカウントがあることも知らなかったけど、せっかくなので「楽しみにしてますので頑張ってくださいね」とさらに返信したところ、それに対する返答はありませんでした。

後々、そのアカウントを確認すると私に返信してきたのと同じ内容のツイートがずらり。つまり、この公式アカウントは番組名を入れてツイートしているユーザーをエゴサーチし、その全てにコピー&ペーストで返信をしていたということです。

結果的にネット番組として継続していることを知れたわけだから、コピー&ペーストが悪いってことではないんです。問題はそれに返信したツイートをスルーしてしまったこと。

「ありがとうございます」でも、「頑張ります」でも一言でいいので何かしら返信があれば、元々、好きな番組ですから好意度はさらに高まるし、友達にも話してみようかなと言う気になるんですけどね。

もちろん、返信がなかったからと言って急にその番組を嫌いになったりはしないけど、そもそもその番組に対してツイートしたのはたかだか十数人。さらに公式アカウントの返信に私の様にさらに返信した人数など多分、2~3人程度。その2~3人にたった一言のツイートをしないって言うのはお客様と本気でコミュニケーションを取ろうって気がないんだなと思ってしまう。

SNSでのコミュニケーションはとにかく地道に丁寧に1つ1つ繰り返していくしかないんですよね。そしてその対応を多くのフォロワーはしっかりと見ていることも忘れちゃいけない。

ちなみにコピー&ペーストで言うと、SNSではなくお客様からのメールで、似たような問い合わせが多いのでテンプレートを作成し、コピー& ペーストで対応している店舗って結構あるけど、似たような問い合わせが多いとわかってるのならサイト上にきちんと回答を掲載するべきですよね。

サイトを見て、もしくは購入して疑問に思ったことをわざわざメールで問い合わせしてくるお客様は極々少数のはずでそれ以外のほとんどのお客様はわからないと思った時点で離脱。または二度と購入することはないです。

多くのお客様からの問い合わせというデータがあり、対応策がはっきりしているんだから、お客様からのアクションを待つのではなく、しっかりと手間をかけてサイトに回答を掲載すればお客様の離脱を防いだり、リピーターの創出に必ず結びつくはずです。


    

関連記事

広告を商品より前面に出す意味を考える

今日、初めて訪れた場所で入ったセブンイレブンの飲料水売り場で見た光景。 ガラス部分のほとんどが広

記事を読む

フルオーダーとセミオーダーの共存

以前、接客販売の仕事をしていた時は、組み立て家具や旅行用品など、ある程度の説明や見積もりが必

記事を読む

no image

「知っている」ということの重要性

今回はSNSを使う上でとても重要なポイント。「知っている」ということについて考えてみます。

記事を読む

ネット通販と会員登録

今から10年ちょっと前に海外のネットショップ構築CMS、osCommerceでネットショップ

記事を読む

ネットショップがつまらないのは商品一覧のせい

数年前にテレビでチョロっと見ただけなのでソースもないし記憶も曖昧だけど、人は買い物をするとス

記事を読む

お客様は良い意見だけでは安心できません

あなたが実店舗やネットショップで何かを購入する時、お客様の声やレコメンドを参考にすることも多

記事を読む

no image

「いいね!」をもらっても中々口コミが拡散しない理由

「いいね!」は必ずしも「いいね」と思って押している訳ではない 現在、Facebookでは投稿に対し

記事を読む

あなたのお店の一番の売りを効率化してはいけない理由

以前、「継続し続けることがお客様への最大のサービス」の中で商品を購入して頂いたお客様へ手書きのメ

記事を読む

no image

SNSをビジネス活用するにおいて勘違いしがちなこと

TwitterやFacebookなどをビジネス目的で活用しているものの、思ったような効果や結果が出ず

記事を読む

自分で選択できるという自由

Facebookがユーザーを対象に行った実験について2~3日前から賛否それぞれの意見がネット上に

記事を読む


    

    
昨日買ったパソコン気に入ったからもう一台買おうって人いるの?

これは販促のアイディアとかヒントとかまったく関係のないただの

中立的な立場で書いた比較記事は全く面白くない

最近、あるネットサービスに関する比較記事を良く読んでいる。そのサービス

音楽サブスクリプションサービスには検索ではなく索引が重要だと思う理由

ちょっと今更感ありありではあるけど、ここ最近で出てきたAWAとかL

Twitterで予約投稿するのに便利なHootsuite

最近、Twitterで予約投稿を人に説明する必要があって何を使おうかな

SEOを意識したコンテンツマーケティングの問題点

ここ数年、コンテンツマーケティングってネットやってると本当によく聞

→もっと見る

PAGE TOP ↑