広告を商品より前面に出す意味を考える

公開日: : 最終更新日:2014/08/27 お客様の利便性

広告を商品より前面に出す意味を考える

今日、初めて訪れた場所で入ったセブンイレブンの飲料水売り場で見た光景。
ガラス部分のほとんどが広告になっていて肝心の商品がよく分からない状態になっていた。

普通に考えるとこれでは自分が買いたい飲み物を探すのに広告の文字の隙間から覗き込むかドアを開けるかしないといけず、とても不便だ。にも関わらずこんなでかい広告を入れている意味は?

そこでちょっとショップ側の視点で考えてみる。実はこのショップは常連さんがほとんどで、どの飲み物がどの場所にあるかをお客さんはほぼ把握している。

ただ常連客が多い割にはnanacoを使う人は少なく、とにかくnanacoに登録して欲しいがために新規のお客さんが不便と感じても構わずに常連客ターゲットでnanacoの広告をしたかったのではないか?

しかしこの考えには疑問点が2つ。まずショップの立地的に観光地ではないものの国道沿いだし常連客がほとんどとは考えにくい。

さらにコンビニの飲み物の配置なんてコーヒー、炭酸飲料など大枠は変わらずともその種類は割と頻繁に変わる。いくら常連客であろうとそれを常に把握しているという推測もかなり無理がある。

でもでもでも天下のセブンイレブンである。何の目論見もなくお客さんが不便だと感じる広告展開をするものなのだろうか?

ちなみにnanacoの登録者数は2014年1月末現在で2,717万人。そして電子マネーとしては月間決済件数No.1らしい。ただ単純に会員数だけでみるとローソンのpontaは今年6月30日の時点で6,396万人と倍以上となっている。

店舗数ではセブンイレブンの16,764店舗に対してローソンは11,606店舗だがpontaカードが使えるのはローソンだけではなく提携先含め23,400店舗もあるらしいし、セブンイレブン全店で飲料水ケース全面広告をやっている訳でもない。

だとするとこれはこのセブンイレブン単体の問題として逆に常連客が少なく、なんとしてもリピーターを増やすために見ずらさを犠牲にしてでも大々的にnanacoの宣伝をしているのかなと考えるのが妥当な気がする。後、キツいノルマもあるかもしれないかな。

ただお客さんに不便を強いてまで宣伝するのってどうなのだろうか?個人的にはこのセブンイレブンが自宅近くではなくてホントに良かったなぁというのが率直な感想。

だって単純に欲しいものが探しずらいショップなんて嫌だし、それに気づかない店長さんも嫌。もちろんこれをやらしているセブンイレブンが一番嫌だけどね。

*追記

8月20日 19時13分
自宅近くのセブンイレブンでも同じ広告発見。てことは全国のセブンイレブンで同じことやってるのかな?

先週はなかった様な気がするんだけどな。

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