難しいことは考えずまずChatGPTを使ってみよう
生成AIを使ってみたいけど、何を選べばいいかわからない。そんな方への答えはひとつです。
まずChatGPTを使ってください。
無料で、今日から、登録5分で始められます。どのAIが優れているかを比較検討する必要はありません。まず1つ使ってみることが、圧倒的に大切です。

ChatGPTで士業の仕事がこう変わる
「生成AIで何ができるのか」を説明するより、実際にどう使えるかを見てもらった方が早いです。
依頼人への説明文が2分でできる
「○○という手続きの流れを、法律に詳しくない方にわかりやすく説明してください」と打ち込むだけで、説明文の下書きが出てきます。あとは自分で確認・修正するだけです。
長い契約書の要点を1分で抽出できる
契約書の文章をそのまま貼り付けて「この契約書の注意すべき点を箇条書きにしてください」と指示すると、要点を整理してくれます。
資料の素材がすぐできる
「○○について、士業向けにわかりやすく説明してください」と打つだけで、説明文・資料の下書きの素材が手に入ります。ゼロから考える時間が大幅に短縮されます。
法改正の概要を平易な言葉で教えてもらえる
「○○法の改正内容を、専門知識がない人にもわかるように説明してください」という使い方も有効です。概要を掴む入口として役立ちます。
AIが仕事の答えを出してくれるわけではありません。あなたの仕事を速くする道具です。最終的な判断と責任は必ず専門家であるあなた自身が持つ、という前提で使ってください。
なぜChatGPTなのか
「GeminiやClaudeではなくなぜChatGPTか」と思う方もいるかもしれません。理由はシンプルです。
無料プランで十分に使える
有料プランに加入しなくても、基本的な文書作成・調査・要約は無料プランで対応できます。まず無料で試して、「もっと使いたい」と思ってから有料を検討すれば十分です。
登録がGoogleアカウントだけで完了
専用のメールアドレスや複雑な設定は不要です。すでに持っているGoogleアカウントでそのまま始められます。
操作は会話するだけ
難しいコマンドや設定は一切ありません。日本語で話しかけるだけで動きます。マニュアルを読まなくても使い始められます。
困ったときの情報が最も豊富
「ChatGPT 使い方」で検索すると日本語の解説記事が大量に出てきます。初めて使う方にとって、この「情報の多さ」は大きな安心材料です。
新しいスマートフォンを選ぶなら、まず一番使われているものを選ぶ。それと同じ理由です。
今日から始める3ステップ
難しいことは何もありません。次の3つだけやってみてください。
STEP 1 ChatGPTにアクセスして登録する
ChatGPT公式サイト(chatgpt.com)にアクセスし、「始める」または「サインアップ」をクリック。Googleアカウントで登録するのが最も簡単です。約3分で完了します。
STEP 2 まずこのひとことを打ち込む
登録したら、チャット画面に次の文章をそのままコピーして打ち込んでみてください。
私は(あなたの職種:弁護士・税理士・司法書士など)です。
日常業務でChatGPTをどう活用できますか?
具体的な例を5つ教えてください。
返ってきた答えを読んで、「これは使えそう」と思うものが1つでもあれば、それだけで十分です。
STEP 3 気に入ったものを1つだけ試す
全部使いこなそうとしなくていいです。返ってきた5つの例のうち、1つだけ実際の業務で試してみてください。それだけで最初の一歩は完了です。
使う前に知っておくべきこと
便利なツールですが、士業として知っておかなければならない注意点があります。使い始める前に必ず確認してください。
入力してはいけない情報
ChatGPTに限らず、生成AIに次の情報は入力しないことを原則にしてください。
- 依頼人の氏名・住所・生年月日・連絡先
- 案件番号・事件名など特定の案件を識別できる情報
- 預金口座番号・マイナンバー・社会保険番号
- 未公表の裁判内容・和解交渉の経緯
入力する情報は必ず匿名化してください。「依頼人Aさんは〜」ではなく「ある依頼人(40代・個人事業主)が〜」という形にするだけで、具体的な個人情報を入力せずに使えます。
AIの答えを鵜呑みにしない
生成AIは「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象を起こすことがあります。存在しない判例・条文番号・法令を、自信満々に正確そうな文体で出力することがあります。
- 法令・判例・数字は必ず一次情報(e-Gov法令検索・判例データベース等)で確認する
- AIの出力をそのままクライアントへの説明資料や書面に使わない
- AIはあくまで「下書きを作る道具」として使い、最終確認は必ず自分で行う
AIの誤情報リスクについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。 →【士業が生成AIを使い分けるガイド:目的別4サービス比較】(準備中)
1ヶ月使ってみたら、次を考える
まずは無料プランで1ヶ月使ってみてください。「もっと使いたい、でも制限が気になる」と感じてきたら、有料プランへの移行を検討する段階です。
ChatGPT Plus(月額3,000円) に加入すると、使える回数・機能が大幅に拡張されます。画像生成・高度なデータ分析・より高性能なモデルへのアクセスが可能になります。
スタッフが複数いる事務所であれば、ChatGPT Businessプラン(年契約:3,050円/人・月、最低2名) も選択肢に入ります。入力データが学習に使われないセキュリティ設計になっており、業務での本格利用に向いています。
ただし、まずは無料で1ヶ月使ってみてから判断するのが最も合理的です。
※ 料金は変動します。最新情報はChatGPT公式サイトでご確認ください。
まとめ
難しく考えなくて大丈夫です。
生成AIを使いこなすために必要なのは、専門知識でも技術的なスキルでもありません。まず使ってみること、それだけです。
今日、ChatGPTを開いてみてください。使いながら覚えるのが一番の近道です。
他の生成AIも気になる方・目的に合わせて使い分けたい方はこちら → 士業が生成AIを使い分けるガイド:目的別4サービス比較
資料整理・要約・議事録作成に特化したAIを知りたい方はこちら → 士業のためのNotebookLM完全活用ガイド
