ブログで集客するということ(2)-直帰を減らすための導線を作る-
前回の続き。
自分(自社)のお客さんになる可能性がある人が困っていること、求めていることをある程度つかんだら次に何をするのか?当然、つかんだものをベースにそれに合わせた情報や知識をブログに書いていけばいいのではと思いますか?
これは半分正解、半分間違い。なぜなら大事なのは見つけてもらう、読んでもらう以上に最終的に商品、サービスを購入してもらわないといけないから。
もちろん、1ページだけ読んでもらって次はすぐに商品ページに誘導しようとしてもなかなかこちらの思惑通りにはいかない。最終的に商品ページに訪問してもらうには、できれば複数ページを見てもらいたいし、再訪もしてもらいたい。そのためにはどうするかを事前に考えておくことが必要。
この導線をしっかり作っておかないとせっかく数多い検索結果からあなたのブログを見つけて訪問してくれたのにも関わらずみすみす逃してしまうことになる。
直帰させない導線を事前に考える
1.1つのネタに対して複数の記事を書く
特定の商品、サービスの情報をお客さんが求めているとした場合、全ての情報を1つの記事にまとめるのではなく複数の記事にする。1記事1ネタというのはブログを書く時の基本だけど、特に検索数や投稿が多いものに関してはこれを徹底する。
ただ、分けるといっても1記事のクオリティを下げてはいけない。それぞれが独立して役に立つ記事であることが前提。その上で1つは必ずあなたならではの独自の視点で記事を書くのがベスト。他店舗との差別化にもなるしあなたのブログのファンになってもらう上でもこれは必須。
2.メルマガ、SNSへ誘導する
上図のように直接、商品に関する情報を書いた場合は商品ページへのリンクを入れても問題ない。但しもう少し前の段階、カテゴリへの興味、疑問に関する記事を書く場合は商品ページへのリンクは入れない方が無難。その場合はメルマガやtwitter、Facebookページへの導線を用意しておく。
ブログの記事からあなた本人に興味を持ってもらえれば一番良い。そのためにはブログだけでなくメルマガやSNSへ誘導することであなた自身とコミュニケーションを取りやすくする。
メルマガ、SNSへの誘導はブログのサイドバーでも良いし、記事の終わりに入れても良いがしつこくなり過ぎない程度に抑えることがポイント。
前回以上に当たり前の内容だけど、ECサイトと一緒で訪問された方がそれぞれの目的に即して上手く回遊できるように事前に考えて導線を作っておくことはブログでもやっぱり大事。なので書いている人のプロフィールページをちゃんと作っておくことも忘れずに!
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