目の前のたった一人に好きになってもらう
岐阜県高山市では、商店街のバリアフリー化の最初の取組みが
商店街のすべてのお店が、お店の前に「ベンチ」を置く。
だったと聞きました。お年寄りが歩き疲れたら、どこででも腰掛けられるようにです。
予算?そんなものはありません。商店街のそれぞれのお店が、自宅から適当に椅子を持参して、
それをお店の前に置いて、誰でもいつでも座れるようにしたそうです。
ショッピングモールでも座って休める椅子が多い所ほどまた行きたくなる。
私が男だからかもしれないけど目的のお店なんてどこも似たり寄ったりなので実はどこでもたいした変わりはない。
ましてや商店街だったら座って休めるとこがあるとないとでは全然違うだろう。
実店舗の売上を拡大したい、もっと集客したいということでネットを利用する人は多い。でもネットなんて実店舗以上にライバルだらけだし似たようなこと考えてる人はそれこそ星の数ほどいる。
そんなところでなんとかしたいと思ったらネット上にいる何百、何千万人よりもまずは目の前にいるたった一人に好きになってもらう方がずっと大事。
そこでちゃんと好きになってもらって初めてネット上で同じことをするにはどうすれば良いかを考えた方がずっと効率も良いはず。
目の前にいる人が元気なのか疲れているのかも気にかけられないのに全く見えないネットの向こうにいる人に想いを届けることなんて出来るはずないじゃん。ねぇ……
関連記事
-
-
それぞれのツールの繋ぎ役としてのSNS
前回、SNSだけで全てが解決することはありませんと書きましたが、ショップサイト、自社サイト、
-
-
2回目を良い出会いにするために
前回の続き 飲み屋さんで出会う事例はいいんだけど後半の広告の話の方で2回目の出会いに関してちょっと
-
-
プロとしての情報提供を突き詰める
その道のプロとして、プロだからこその情報を提供していくことで検索経由でやってきたお客さんがあ
-
-
情報隠しても意味ないし
これとか 作家や出版社側は、図書館で貸し出されなければ、その分購入する人々が増
-
-
「誰も買ってくれない商品フェア」を成功させるための方法
国際基督教大学の図書館で「誰も借りてくれない本フェア」を開催したら大反響で借りる人が殺到してるっ
-
-
昨日買ったパソコン気に入ったからもう一台買おうって人いるの?
これは販促のアイディアとかヒントとかまったく関係のないただの愚痴。先日、あるメーカーの直販
-
-
2回目に出会う場所が大事
例えば飲み屋さんで初めて知り合った人とその場でものすごく仲良くなったとしてもそのままずーっと付き合え
-
-
キャッチコピー=インパクトではありません
古くは『かっこインテグラ』最近では、大塚商会のたのめーるなど商品名をもじってダジャレにしたも
-
-
ブログで集客するということ(2)-直帰を減らすための導線を作る-
前回の続き。 自分(自社)のお客さんになる可能性がある人が困っていること、求めていることをある
-
-
「好きになってもらう」と同じぐらいに「嫌われない」が重要
自社の商品、サービスを購入してもらい、さらにリピーターになってもらうには、商品、サービスはもちろ
- PREV
- 万年筆とCD
- NEXT
- 継続させるコツが知りたいのに……