ブログで集客するということ
ブログで集客するということについて改めて基本的なところから考えてみる。
情報や知識をブログに書くことによってそれを求めるお客さんに自分(自社)を知ってもらい、訪問、閲覧を経てここでなら買ってもいいなと信頼を得る。
信頼を得るとこで終わりではない(この後、ファンになってもらって他の人に広めてもらってと続いてく)けど、おおまかには大体こんな流れ。こうやって書くと簡単そうだけど実際にはいくつもの問題がある。
まず一番の問題は自分が書いた情報や知識とお客さんの求めているものが本当に一致しているのかどうか?ここがちゃんと一致していないとどんなにたくさんの情報を発信したところでお客さんに見つけてもらうことはできないし、仮に見つけてもらったとしても求めているものではない訳だからすぐに離脱されてしまう。
これはブログに限った話ではなく、ECサイトなんかでも自分が一番の売りだと思ってトップページのファーストビューで目立つように掲示しているものが実はお客さん側からみたらそれ程たいした売りではなかったなんてことは往々にしてある。これもやっぱり見つけてもらうことは難しい。
なのでブログで集客しようと思ったらまずは自分の商品のお客さんになる可能性がある人が何に困っていてどんな情報を求めているかを知ることから始めなくてはいけない。
お客さんが求めているものを見つける方法
1.Googleアラートを使う
Googleアラートに自分の販売している商品、サービスの品名、カテゴリなどを登録してメールでチェックする。キーワードによっては検索だけでは見つからない様な個人のブログ記事などもヒットするので、そこから一般の方のニーズをつかむ。
2.Yahooリアルタイム検索を使う
一般の人がTwitterやFacebookでまさに今、商品、サービスについて投稿しているものを知ることができる。Twitter検索よりも精度が高いし一般公開されているFacebookの投稿も見ることができるのが便利。
今日からYahoo!リアルタイム検索だけでなく通常のYahoo!トップページでも「任意のキーワード なう」でリアルタイム検索ができるようになったようです。
3.Yahoo知恵袋や教えてgooを使う
他のサービスを使って調べる時もそうだけど、単純に直接的なキーワードを入れてどんな質問をしているのかを見るのではなく、周辺のキーワードや質問(投稿)に至った背景まで想像しながら調べてみるとより伝わりやすい情報発信ができる。
またこういったQ&Aサービスを使う場合は、その後にGoogleやYahooでも調べてみることも必須。検索結果の上位がQ&Aサービスや個人のブログで埋まっているキーワードを狙うと情報発信の際の効率が良い。
4.直接聞く
あなたが販売している商品やサービスがまだ一般的に認知されていない場合はネット上でお客さんの声を探すのはとても難しい。何故なら存在を知らない商品、サービスに関して投稿したり質問することはないから。
こういった場合は既に知っている人に直接、聞くしかない。実店舗があれば一番いいけど、なければネット上で知り合いやお客さんとのコミュニケーションの中で何を求めているかを探る。
5.テレビ、新聞、雑誌などをこまめにチェックする
テレビのニュースや情報番組。新聞の文化面、地域面。専門の雑誌などをこまめにチェックしていると割と良い情報に出会えることが多い。それぞれのメディアがお金を使って自分の商売に関連したものを調査してくれてることもあるので時間がなくともある程度、範囲を決めてチェックしとくと良い(ニュースアプリ、RSSリーダー、ソーシャルブックマークなんかでもOK)。
但し以前も書いたけどネット上も含めて調査結果や数字は色々なからくりがある場合もあるのでその辺りは十分に注意して引用しないと返って信用なくすことになる。
誰が調べた調査結果なのかが重要-Think About Communication
とりあえずこのぐらいチェックすればそれなりにお客さんの求めているものが見えてくるはず。改めて見てみるとどれも当たり前過ぎるぐらい当たり前なものばかりだけど、この部分をないがしろにしては先へは進めないし、ブログで集客なんて無理な話になる。
まずお客さんになる可能性のある人が(実は上記をしっかりやることで元々ターゲットと考えていた層と実際の層が全く違っていたなんてことに気付けることもあるのでやっぱりこの作業は重要)何を求めているのかをしっかりと知る。その上でその需要にあった情報、知識をどのように発信していくかを考える。
ちなみにお客さんは自分が何が分からないか分かってないので聞いてもダメだという意見も良く聞きます。
しかし今回はブログでの集客ということなので検索されることを第一に意識しています。そもそも何が分からないか分からない状態では検索もQ&Aサービスも使う訳はないのである程度、分からないことが具現化されていることを前提で書いてます。
だいぶ長くなったので次回に続きます。
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