2回目に出会う場所が大事

公開日: : 最終更新日:2014/06/23 集客、販促企画 , ,

例えば飲み屋さんで初めて知り合った人とその場でものすごく仲良くなったとしてもそのままずーっと付き合える仲間になるかというとなかなかそんなことはない。もちろんその場で意気投合することだってマレだけど。

たいていの場合、何回か会って色々話した上で段々と仲良くなっていく。もちろん元々相手の背景を知っているかいないかによっても変わってくるけど、全く知らない人と初対面でいきなり仲良くなるなんてまずない。

いつも同じ飲み屋さんでしか会わないって関係だと仲良くはなっても軽い飲み友達程度で終わってしまう場合が多い。

問題は最初に飲み屋で会って顔見知り程度になった段階で次にどこで会うかだ。

例えば休日の朝、郊外へと出かける電車の中で偶然出会う。
例えば日中、昼飯を食べに行った蕎麦屋さんで偶然出会う。

いつも同じ時間帯に同じ場所でしか会わない人に全く違う時間帯に全く違う場所で出会うと一気に親しみが湧いてくる。なんとなく飲み仲間の一人からもう一段階上がった付き合いになりそうな予感がしてくる(この時点ではあくまで予感だけど)。

つまりはいつも同じ場所でしか会わない人に全く予期していない別の場所で会うとそれだけで特別な感情を相手に覚える(もちろん別の場所で会った時の相手の対応も大事だけどね)。

で、長い前置きだったけどこれを広告に置き換えて考えてみる。

いつも電車の車内広告で見ていた釣り具屋さんの実店舗を日曜日に散歩してたら偶然見かけたり、新聞広告で見た本が本屋さんに入った瞬間にパッと目に入ったり。

そんなことがあるとなんかそのお店や商品に対して特別な感情を持ったりしませんか?

事前にそのお店や商品の名前を見ていて別の場所でもそれを見るとなんかちょっと嬉しくなって記憶に残りやすくなったりしませんか?

広告でも偶然でも何らかの縁で知ってくださった方に次にどういうアプローチで「おーっ」という出会いを自然と演出できるかって大事なんだな。

ちなみにリマーケティング広告は自然な演出でも何でもなくて単なるストーカーだから大嫌いですよ。

続き!


    

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