ネットショップを実店舗誘導のツールとして利用する
実店舗とネットショップの二つをやるのは近隣の方以外にも販路を広げるためというのが大きな理由になると思うけど、ネットショップをやることで遠方に販路を広げるだけではなく実はより多くの近隣のお客様を獲得する可能性も高まる。
今回は特に実店舗をお持ちの方向けに、ネットショップを実店舗誘導のツールとして利用するための考察。
あなたの地域をしっかりとアピールする
SNSやブログが販促、集客のツールとなるのはもちろんだけど、実店舗がある場合、ネットショップも重要なツールの一つとなる。何故なら検索で直でネットショップに来られる方の多くがブログやSNSまで見る確率はそう高くないから。
ここでポイントとなるのは実店舗の所在地を、ファーストビューでもすぐに分かる場所にしっかりと記載する、もしくはリンクを入れること。
ちなみにリンクだけの場合でも「店舗情報」や「店舗案内」だけではなく、周辺に最低でも地域名は入れて置かないと、実店舗を探しているお客様にクリックされる確率が減るので注意が必要です。
また同様に可能であれば商品情報、あなたや店員の人となりを紹介するだけではなく、地元や地域の情報もしっかりとアピールする。とにかく重要なのは「あなたがどこの誰で何をしている人間」なのかをちゃんと伝えること。
商品にもよるけど、可能であれば近隣に住んでいるお客様にはネットショップではなく、実店舗で購入されることをお勧めした方が、当然ながら認知されやすく、好意を持ってもらいやすくなる。
ネットショップだけで買い物をする方よりも、実店舗で対面で接客をして買い物をしてもらった方が、やはりリピーターになってもらえる確率も高まる。
実は近隣の方もあなたの店舗を知らないかもしれない
飲食系の店舗は、ホットペッパーやぐるなびなどでクーポンを出して実店舗へ誘導といった販促手法が当たり前となってるけど、雑貨や家具、服飾のネットショップでも、サイト上で実店舗へ来られる方向けのクーポンを出すなどすれば、実店舗への誘導もしやすくなる。
地元の方は既に実店舗を知っている。また、それでもなかなか来店されないので、ネットショップで遠方の方に向けて販売をしていると思うかもしれない。
でも本当にそうだろうか?例えばネットショップへ検索経由でやって来られる方は、地名をキーワードとされている方は多くない?私のお客様では実際にそういった方が多くいるよ。
実は近隣に住んでいてもあなたの店舗を知らないと言う方はたくさんいる。また仮に知っていたとしても、店構えによっては中の雰囲気が分からず中へ入ったことがないと言う方だって決して少なくない。
そういった方に対してネットショップは扱っている商品を知らせるだけではなく、お店の中の雰囲気を伝えるためのツールとしても大いに役立つはず。
実店舗に来られない遠方のお客様には、ネットショップで購入して頂く。そして近隣の方には実店舗へ来て頂く。ブログやSNS、広告も含めネットショップを上手く活用することでより大きな成果を目指そう!
関連記事
-
ネット通販と会員登録
今から10年ちょっと前に海外のネットショップ構築CMS、osCommerceでネットショップ
-
お試し商品を比較検討させてはいけない理由
初めてのネットショップで商品を購入する際、品によってはまずはお試しセットやお試し商品を購入し
-
どんな「お客様の声」が欲しいのだろう?
ネットショップに限らず実店舗の集客用に作ったサイトなんかでも、BtoBでもCでもとにかくお客
-
ツールなんてなんだっていい
・情報を発信する。 ・人とコミュニケーションをとる。 何を使って? Twitt
-
お客様もショップもどちらも幸せになる会員登録
ちょっと前に「ネット通販と会員登録」で購入時に会員登録を勧めるばかりにせっかくカートまでたど
-
フルオーダーとセミオーダーの共存
以前、接客販売の仕事をしていた時は、組み立て家具や旅行用品など、ある程度の説明や見積もりが必
-
ビジネスブログに趣味や旬の話題を書かない方が良い理由
自社サイトやショップサイトに社長さんや従業員さんのブログが併設されているのを良く見かける。 基
-
誰が調べた調査結果なのかが重要
この記事 今回の調査結果によると、電車降車後に何かしらの店舗に立ち寄った人は全
-
継続し続けることがお客様への最大のサービス
単に価格を下げるといったことだけではなく接客やサポートなどお客様に対するサービスは多々ありますが、ど
-
広告を商品より前面に出す意味を考える
今日、初めて訪れた場所で入ったセブンイレブンの飲料水売り場で見た光景。 ガラス部分のほとんどが広
- PREV
- ふわっとした投稿と具体的な投稿
- NEXT
- 2回目に出会う場所が大事