SNSはそれぞれの人にとっての大河ドラマ
大河ドラマといえば、NHKが日曜日夜8時に放映しているドラマだけど、この大河と言う言葉は1920年代、フランスの一個人や一群の人々の生涯や歴史を、時代の流れとの関連の中でとらえていこうとする壮大な長編小説を大河小説と呼んだことが元になっていると言われている。
SNSを長く続けるということは、大げさかもしれないけど、あなたの人生のある部分を、時の流れの文脈の中で記していくものといえる。
SNSは長く続けていくと、少しずつ惰性で同じ様な投稿を続けがちになるけど、ここでもう一度初心に立ち返って日々の文脈を意識した投稿を考えてみよう。
投稿の連続性を意識する
例えば朝、「おはようございます。今朝の天気は…」といった挨拶の投稿をする際に、挨拶だけでなく昨日、そして明日へ繋がる文言を入れていく。
「おはようございます。今朝の東京は雲一つない晴天です!本日も元気に張り切って仕事頑張りましょう!」
という投稿と
「おはようございます。昨夜の忘年会で飲み過ぎて若干、二日酔い気味で朝を迎えました。お昼ご飯は軽く胃にもたれないものを食べたいと思いますがおススメがあったら是非、教えてくださいね!」
という投稿。あなたならどちらに興味を持つ?
最初の投稿は言ってみれば毎回、毎回同じ内容を繰り返しているドラマのようなもの。1回目は良くても続けていけばいくほど見る側は興味を失っていく。
そして後の投稿も単に日々の出来事を書くのではなく、前回の投稿から、次の投稿に繋がることを意識することがポイントになる。
全ての投稿でこの流れを意識する必要はないけど、朝一の投稿や何か印象的なことがあった際など、要所でそれまでの文脈を汲んだ投稿をすれば、単発の投稿を続けるよりも見ている方の興味を持続させることができる。
もちろん、友達だからといって、あなたの全ての投稿を見てる訳ではないけど、それでも1つ読んで終わりの投稿よりも、連続性のある投稿の方が興味をもちやすくなるよね。
お客様とのコミュニケーションでは相手の文脈を意識する
ショップのアカウントで、お客様からあなたのショップの商品を購入した。使ってみた(食べてみた)などの投稿に対して返信する際も、単純にありがとうございますで終わらせてしまってはさほど印象に残らない。
商品の使い方のワンポイントアドバイスをしたり、食べ物であれば簡単なレシピやちょっと変わった食べ方などを付け加えるだけで印象は大きく変わる。
さらにレシピでは、お客様の出身地や現在の居住地の名産品などを絡めて紹介すれば、コピペではなく1対1で対応してくれているのだとファンになってくれる確率も高くなる。
これは出身地、居住地という相手の文脈を意識した投稿。せっかく双方向性のあるツールを使っているんだから、自分の文脈だけではなく相手の文脈も意識した投稿を心がけてみよう。
情報を必要としている人にとって、有益なコンテンツを投稿することも重要だけど、SNSはあなたのコンテキスト(文脈)を投稿していくことができるツールであり、積極的に継続していくことでより効果的なツールになっていく。
あなたもSNSの投稿に対する反応が薄れてきたなと思ったら是非、この文脈を意識した投稿を試してみよう!
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