アウトプットの質を高めるのに必要なのはインプットよりもまず膨大なアウトプット
アウトプットなくして問題解決なし
何か問題が起きて解決策を考える。でも頭の中だけで考えていてもなかなか良い答えは見つからない。
何故なら、頭の中だけで考えているだけでは、その問題の中で自分がわかっていることとわかっていないことが明確にならないから。
自社の商品、サービスの情報や販促をどう伝えようかと頭の中だけで考える前に、現時点で出来ること(アウトプットできること)をまず出し尽くす必要がある。
そうすることによって、お客様にしっかりと伝えるには何が足りないのかが明確になる。そこで初めて、その足りない部分をインプットする。
問題にもよるけど、難しければ難しいほど頭の中で考えるだけで一気に、最終的な解決策が浮かぶことはない。問題点が整理されていない状態では、何をインプットすればよいのかなど分かるはずもない。
アウトプットは「書く」だけではない
人に見られること前提で書かないと、どうしても本質的な解決策に結び付かない可能性がある。なのでまずは個人アカウントのFacebookやTwitterなどに思考の断片を記録しよう。
もちろん、個人アカウントとはいえ仕事上、見せてはいけないものに関しては、オフラインで例えばEVERNOTEなどのネットサービスや手書きで手帳、メモ帳などでも構わない。
とにかくどんどんアウトプットすることが重要。
また「書く」ことだけがアウトプットではない。人と問題点について話し合ったりするだけでも、分かっていないことが明確になったり新たなアイディアが浮かぶことがあるよね。
書く、人に会う、人と話す。などとにかく出せるものを出し尽くし分かっていないことを、はっきりと目に見える形で明確にすることが一見、遠回りのようで実は問題解決の一番の近道となる。
インプットのためのアウトプット
アウトプットを前提としてインプットするとしっかりと頭に入るという考え方がある。これは既に分かっていないことが明確になっている場合であればとても有効な方法。
でも何が分からないのかが分かっていない場合はこの前段階な訳だから、まずはしっかりとアウトプットをして分からない部分を明確にしよう。
そして分からない部分の情報を、最終的にアウトプットすることを前提としてインプットするというのが、最も効率が良い方法になる。
アウトプットの量こそが最終的なお客様への価値の提供につながる
書くことによって、初めて自分でも気づいていなかった問題点や思考が次々と出てくる。人に話すことによって、曖昧でもやもやしていた部分がはっきりと明確になってくる。
・もっと勉強してから…
・今の段階で人に見せる(話す)のは恥ずかしい…
アウトプットを恥ずかしがっているうちは、絶対に問題は解決しない。最終的なアウトプットの質を高めるのに最適な方法は、インプットではなく膨大なアウトプット。
元名古屋大学助教授で工学博士、小説家でもある森博嗣さんは、ある雑誌のインタビューで、「タイトルをどうやって考えるのか?」と質問された際に「まあ、そうですね、3カ月くらいかけて、200や300の案を考えて、そこから絞り込みます」と答えた。
また、浅草キッドの水道橋博士はコント赤信号のリーダー、渡辺正行さんに若手のライブのネタ見せの時にこんなことを言われたと自らのエッセイの中で綴っている。
「赤信号で、ネタは200本以上作ったと思う。でも、今でも、営業やテレビで
何度でも出来るネタはたった2本だけだ。じゃあ、なんのためにネタを
作るかって。その2本のために、200本作るんだよ」と
どれだけアウトプットしたかがお客様により良い情報、価値を提供できるかのカギ。あなたも臆することなくどんどんとアウトプットをし続けよう!
*趣味やプライベートであれば、予想外の情報や思いもしなかった出会いのために無差別にインプットすることも必要だよ。
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