UIにオリジナリティは必要ない
ECサイトでも企業サイトでもせっかく作ったのに見ずらい、分かりづらいサイトはホントにたくさんある。
情報は競合が掲載していないような読み手にとって有益でオリジナルなものが必要。でもUIにオリジナリティは必要ない。だって使いづらいだけだから。にも関わらず先日とても分かりづらいサイトに遭遇。
友人がある通販サイトで会員登録をして色々なページを閲覧した後、ログアウトしようとしたがログアウトのボタンがないといって私にそのサイトを開いたスマートフォンを持ってきた。
見てみるとページの一番上にログイン中というマークはあるものの、それをタップしてみても何も変わらない。どこをみてもログアウトという言葉は見当たらない。
仕方なくいくつかのページを見ていたらマイページというタブがありその中にログアウトボタンを発見し事なきを得る。しかし特定のページにいかないとログアウトできないなんておかしいでしょ。
もしかしたらご年輩の利用者が多く、元々はページ上部にログアウトボタンを設置しておいてんだけど間違って途中でログアウトしてしまったというクレームが出たので特定のページにのみログアウトボタンを設置したと仮定してみる。でもこれだと間違ってログアウトしたというクレームよりもログアウトの仕方が分からないというクレームが増えそう。
そもそもネットで買い物したことある人ほぼ全員が利用したことがあるであろう楽天もAmazonもスマートフォンサイトではページの一番下にログアウトボタンがあるんだから他のECサイトだってそれに従えば間違いないと思うんだけどね(楽天は各店舗に入っちゃうとログアウトボタンは無くなるって駄目な仕様だけど)。
ECに限らず会員制のサイトでログイン、ログアウトっていう一番大事な所で訪問者を迷わすってのは絶対にしてはならないことだと思うけどな。ログインは簡単にすぐ出来るようにするけどログアウトは簡単にはさせないぞなんて姑息なこと考えてるわけではないだろうけどそんな邪推もしたくなっちゃうよ。
よくある独自ドメイン用のカートシステムだったらこんなことってあまりない。誰もが知ってる様な大きな企業でカートシステム自体も全部オリジナルで作ってるサイトでは割と利用者のこと考えてないとこは少なくない。
もちろん独自ドメイン用のカート使ってるとこでもメルマガの登録方法が他と違ったりとか解約方法が簡単じゃなかったりとかちゃんと競合やオーソドックスなサイトを調べてないとこはホントに多い。
メルマガを解約しようとしてる人を迷わせたって意味ないよね。仮に面倒だからそのままでいいやってなっても解約しようと思ってる人がメルマガ読むわけないんだから。
もう心が離れてしまってる人を無理矢理引き止めたって双方になんのメリットもない。そのためにもUI(特に去っていく方の)は出来るだけシンプルで誰が見てもすぐに分かる作りが必要。恋もECも別れ際は爽やかにいきたいね。
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